赤ちゃんはとても汗っかき、オーガニックコットンのメリット

赤ちゃんはとても汗っかき、オーガニックコットンのメリット

【あせもとは】

赤ちゃんは特に汗をかきやすく、あせもができやすい傾向にあります。

予防のために「保湿」と「清潔」が大事です。

赤ちゃんの肌は大人の約半分の薄さで、バリア機能が未発達です。冬だけではなく夏も紫外線やエアコンの影響によって乾燥しやすいため、保湿ケアは必須です。また、保湿によって汗によるダメージからも肌を守ることができます。

あせもができやすいのは汗をかきやすく、汗が蒸発しにくい箇所です。ひじの内側やひざの裏側、脇の下など皮膚がこすれ合う部位はあせもができやすい箇所です。
特に赤ちゃんは後頭部や背中、首筋、おむつのウエスト部分などにもできやすいので、注意して観察しておきましょう。

【オーガニックコットンのメリット】

またアトピーの原因とされる皮膚からの化学物質吸収を減らすために、肌に直接触れる衣類はなるべくオーガニックコットンがオススメです。

そのメリットを最大限に生かすためには「色染め」を行っていない純度100%のオーガニックコットン衣料を選びましょう。
「色染め」には、「漂白」などの化学薬品の使用を行っていることが多く、せっかくの有機栽培綿の化学物質を排除した生産工程のメリットが失われてしまいます。

現在日本で販売されているオーガニックコットンでは、一部パーセント表示でオーガニックコットンを使用しているものがあります。
「色染め」や、「漂白」、「加工糊」などの化学薬品を使用している場合は、安全なオーガニックコットンとしてのメリットが失われます。

例えば「色染め」には、「漂白」が必要な場合があります。この「漂白」には化学薬品の使用が不可欠です。

ナチュラプラは色染めもせず漂白もしていないので有機栽培綿のメリットが最大限に生かされています。

通常のコットン
一般の綿畑では種に防虫剤を散布し、耕す土壌には化学薬剤や肥料で土壌を消毒、改良します。さらに、コットンを育てながら雑草を駆除するために除草剤を散布し、コットンの葉につく虫を駆除するために殺虫剤を散布します。土の中の微生物は弱り働けないので薬品無しでは育たない土壌になってしまいます。

毎年毎年農薬を使っていくうちに土地はどんどんやせて、植物も微生物や虫も寄り付かない土地になってしまいます。

オーガニックコットン
オーガニックコットンの畑では、てんとう虫などの益虫を活用したり、虫の嫌いな匂いなどで害虫駆除を行い雑草は手作業で除去するなど古来の様々な方法を駆使して行います。また、土の中の微生物も元気に働いている豊かな土は水分を多く保ち綿花も成長しやすい環境となります。何年も何十年も継続して生産ができる生き生きとした大地となります。

《収穫時期》

通常のコットン
収穫の時期には人工的に葉や茎を早めに枯らして、コットンの綿の品質が下がらないうちに刈り取ります。
その手段としてベトナム戦争で使われていたことで有名な枯葉剤を散布することで効率的に綿を収穫しています。
未熟な状態で機械で刈り取られた綿花は、綿本来が持つ弾力などの力を失ってしまいます。

オーガニックコットン
オーガニック農法の場合、茶摘みと同じでいい状態のものを目で見て早摘みから遅摘みまで3~4段階に分けてひとつづつ丁寧に手摘みで収穫していきます。日数なども分けて収穫していくので手間暇がかかります。しかし、枯葉剤などを使って無理やり綿花を痛めつけることがないので繊維の自然な柔らかさなどが保たれます。

通常のコットンの場合
Tシャツを一枚作るのに使われる綿が約200gで、そのTシャツには150gほどの農薬が使われているそうです。

《生産地での農薬被害》

子供たちはおとなよりも化学物質の影響を強く受けます。

毎年100万から500万件の農薬中毒が起こり、数千人が死亡し
その多くは子供たちと言われています。

綿花産地での農薬被害を考えると有機栽培綿の利用は
製品の利用者だけではなく生産地の有機栽培綿を振興し人や自然を支える
大切な一面をもっています。

《「オーガニック・コットン」と通常のコットンとは厳格にはどこが違うのか? 》

世界中で、「オーガニック・コットン」は、化学薬品(肥料、殺虫剤、成長抑制剤、落葉剤など)や遺伝子組換えの種子を使わないで栽培されるコットンと定義されています。
そのようなコットンを栽培する土地は、オーガニック・コットンを栽培する以前少なくとも3年間は化学薬品を使ってはならないこととなっています。
オーガニック農業には、農家の高い専門知識や記録を保持する努力が要求されます。

多大な労力と努力が必要とされるオーガニック・コットンの栽培が通常のコットン製品との価格の違いに反映されています。

原料から最終の衣料になるまで、コットン繊維は洗浄と精練の工程が繰り返され、繊維に触れるかもしれない農場の化学薬品を取り除いています。
しかしその間に原綿の植物繊維としての強さは弱められています。

有機栽培綿のメリットを最大限に享受するための製品づくりにナチュラプラは貢献しています。